コラム


介護の質

私が会社を立ち上げ、今年で16年の、17年目に入りました。ヘルパーとして福祉公社でお世話になり、いろいろな現場を学ばせていただきました。生活保護のところ、障がい者のお宅、高齢者お宅といろいろな生活を垣間見せていただくことで、人の生活が本当に様々であることを学ばせていただきました。そして生き様、死に様です。私たち介護員のやりがいはそこに係わり、最後の時に「あんたにあえてよかった。」と言って人生を終えてもらえることです。そしてこのプライドが私たちを支えています。
当社の介護員さん達を見ていると、最初にどういう施設に入職したかによって大きく介護観が変わります。
当社は施設の形は作っていても中身は在宅であり、その中で営まれる生活はできるだけ個別性を尊重した介護の形を目指してきました。しかしながら施設長が変わるとその考え方や、介護の方法がまったく変化してしまうのです。介護員さん達はその施設のトップの考え方で教育され、同じ行動をとるようになってしまいます。そして善きにしろ悪しきにしろそれが介護の質と呼ばれるものになります。だからこそ管理者の価値観、倫理観が大切になるのです。何十年この業界でお世話になると、人を送るごとに自分の関わり方に間違いはなかったかと自分に問いかけ続けてきました。少なくとも今の自分にできるだけ誠実に関わったかということです。この問いかけが介護の深さとなります。
介護員はこの問いかけによって人間的成長をしていきます。
今介護員さんがなかなか育たない時代のように思います。昨日60歳台の介護員さんが面接にきてくださり、久しぶりに介護員のプライドを見たような気がしました。この人たちが若い人たちを育ててくれるのを期待しています。

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